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グーグル、AIがファッションデザイン

VentureBeat

米グーグルはドイツの衣料品ネット通販ザランドと共同で、利用者が仮想の3次元(3D)ファッションデザインを作成できる実験プロジェクトを始めることを明らかにした。

ザランドは2008年にベルリンで創業。靴のネット通販、米ザッポス型の事業を欧州十数カ国で展開している。今度は「プロジェクト・ミューズ」という新たな試みで機械学習に目を向け、服飾デザインにおけるアルゴリズムの可能性を探る。

流行のデザインを機械学習

ザランドは今回の取り組みで、グーグルという貴重なパートナーを見つけた。グーグルは昨年11月に新たな機械学習システム「テンサーフロー」をリリースし、どの開発者も使えるよう公開していた。ザランドがプロジェクト・ミューズで使用しているのはこのシステムだ。

デジタルデザインを手掛ける英スティンクデジタルと共同開発したプロジェクト・ミューズには、600人を超えるファッション界の「流行仕掛け人」によるデザインの好み(色や生地、スタイル)、「グーグル・ファッション・トレンドリポート」のデータの特徴、そしてザランドではやったスタイルで訓練されたニューラルネットワークを使った専用エンジンが搭載されている。

IT(情報技術)各社はより優れた消費者向け技術を開発するために、機械学習に注目している。例えば、文字入力を予測するキーボードアプリを手掛ける英スイフトキー(最近、米マイクロソフトに買収された)は、人工知能(AI)技術を使った高度なバックエンドに取り組んでいる。人間の脳の構造や機能により近い人工ニューラルネットワーク(ANNs)などがその一つだ。米フェイスブックも画像認識分野などで機械学習に力を入れている。

グーグルは翻訳や写真など様々な製品で機械学習を活用。今回の最新の実験では、ファッション業界での成果を確かめるために、この分野を深く掘り下げている。グーグル・ズーの欧州中東アフリカ担当の戦略リーダー、アキム・リーツェ氏はブログの投稿で「これ(プロジェクト・ミューズ)とは、自分の服のミューズ(女神)でいるようなものだ。自分の性格や関心が独特のデザインのインスピレーションになる」と説明した。

プロジェクト・ミューズは先週末にドイツのベルリンで開催されたファッションショー「ブレッド・アンド・バター」で初公開され、来場者はタブレットや大型スクリーンでこの実験に参加した。ショーに行けなかった人も、プロジェクト・ミューズのウェブサイトを訪れていくつかの質問に答えれば、プロジェクトに参加できる。

By Paul Sawers

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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