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香港・凱升傘下のウラジオストクのカジノ盛況

■凱升控股(香港のカジノ会社) 2015年10月にロシア極東のウラジオストクで営業を始めたカジノ「水晶虎宮殿」が盛況であることを明らかにした。VIP客の賭け金が、7月と8月の両月に月額20億香港ドル(約266億円)を超えた。

新たなVIP客が訪れたおかげで、水晶虎宮殿のホテルの121室も週末には満室となり、平日でも稼働率が66%を超え、売上高は5月に記録したそれまでの最高水準を大きく上回った。

凱升の16年1~6月期の最終利益は、前年同期の4380万香港ドルの赤字から170万香港ドルの黒字に転じた。

水晶虎宮殿は、ローレンス・ホー氏が立ち上げた。同氏がマカオで運営する旗艦カジノ「シティ・オブ・ドリームズ」の16年4~6月期のVIP客の賭け金は、金額は総額99億ドル(約1兆250億円)と大きいが、前年同期比10.8%減っている。

ただ、凱升にとって、冬の到来とともに同社のカジノを訪れる中国や韓国、日本からのVIP客の客足が落ちるか否かが問題だ。

現在ウラジオストクでは、カンボジアのカジノ運営会社ナガコープやロシア企業2社もカジノとホテルを開発している。

一方、何一族の中核会社、新濠国際発展(メルコ・インターナショナル)は1日、16年1~6月純利益が前年同期の1億1110万香港ドルから103億7000万香港ドルに急増したと発表した。マカオとマニラのカジノを運営する新濠博亜娯楽(メルコ・クラウン・エンターテインメント)を連結し始めたことが寄与した。

ローレンス・ホー氏は「マカオのカジノ王」と呼ばれるスタンレー・ホー氏の息子。(香港=ザック・コールマン)

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