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進化を楽しむ(廣瀬俊朗)

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進化みせろ日本ラグビー トップリーグ開幕

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2016/8/26 6:30
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ラグビーのトップリーグが26日に開幕する。昨年のワールドカップ(W杯)に続き、リオデジャネイロ五輪でも日本代表が活躍した。その結果を未来にどうつなげるかという大事なシーズンになる。

優勝争いでは、4連覇を目指すパナソニックが頭1つ抜けている。日本代表の堀江翔太主将らこれまでの主軸に加え、有力選手を大量に補強した。

リオ五輪3位決定戦の福岡(右)。パナソニックで活躍が期待される=共同

リオ五輪3位決定戦の福岡(右)。パナソニックで活躍が期待される=共同

大量補強のパナソニック、4連覇狙う

大卒では藤田慶和(早大)、福岡堅樹(筑波大)という2人のW杯メンバーを獲得。強力な外国人選手も加わった。1人はオーストラリア代表として昨年のW杯準優勝に大きく貢献したフランカーのデービッド・ポーコック。同国代表歴のあるタンゲレ・ナイヤラボロも195センチ、125キロの体格があるWTBで、日本人が苦手なタイプの選手だ。

リーグ初となる現役大学生のSO山沢拓也まで加入した。山沢が深谷高(埼玉)の3年生だった2012年の日本代表合宿では、ホテルが同部屋だった。17歳での抜てきとあって、「僕は何でここにいるんでしょうか」と戸惑いも口にしていた。ただ、実力や将来性に疑いはない。ランの切れ味は抜群。パスやキックもうまい。貴重な戦力になるだろう。

日本ラグビー協会の規定のため、所属する筑波大の試合には出られないが、山沢自身の成長や日本のラグビー界のためには、非常に大きな決断だった。大学に所属しながらトップリーグでプレーできるという新しい可能性を示してくれたことを歓迎したい。

パナソニックの強さの理由は選手層だけではない。堅守からの速攻という自分達のスタイルを確立していることが大きい。選手個々を見ても、自分の考えをしっかり持っている、自立した人間が多い。確固とした個と組織が融合していることが強さのベースにあると思う。

持久力向上の東芝、レスリング練習まで

他のチームには、パナソニックを苦しめてリーグを盛り上げる奮闘を期待したい。昨季、プレーオフ決勝でパナソニックを1点差まで追い詰めた東芝はその有力候補だろう。

新戦力はパナソニックほど派手ではないが、南アフリカから来たコンラッド・バンワイクは、チームの課題であるSOができる。バランスがすごく良い選手で、チームにも慣れてきた。元ニュージーランド代表WTBのコーリー・ジェーンも新たに加わった。

各チームとも打倒パナソニックに燃えている=共同

各チームとも打倒パナソニックに燃えている=共同

東芝は今季、チームのつくり方を少し変えた。ランニングの量を増やしたほか、英国から呼んだコーチのもとでレスリングのトレーニングもした。持久力が上がり、苦しい時間帯にトライを取り切る力がつくなどの効果が期待される。

その代わり、ラグビーそのものを練習する時間はやや減った。新しいものを入れるには何かを削らないといけないのは当然だが、昨季の武器だったスクラム、ラインアウトというセットプレーとディフェンスにどういう影響が出るか。

昨季3位のヤマハ発動機は選手が大きく変わっていないが、五郎丸歩がフランス1部リーグのトゥーロンへ移籍した。代わりにFBに入る新外国人のゲラード・ファンデンヒーファーがその穴をどう埋めるかがカギになる。

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