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男子マラソン、佐々木16位最高 広がる世界との差

序盤で早くも北島が遅れだした。アキレス腱(けん)を痛めており、奮闘が望める状態ではなかった。一方、石川と佐々木は前半で先頭集団の中程に位置し、前を行く選手を風よけに使いながら順調に歩を進めた。

男子マラソンで16位でゴールする佐々木=写真 玉井良幸

どこまで食い下がれるかが注目された中、後半に入って石川が後退し始める。最後の砦(とりで)となった佐々木の奮闘も長くは続かない。30キロを前に先頭集団の背中が遠のいていった。30キロを過ぎてからの本当の勝負を前に日本勢は全滅。予想されたこととはいえ、いざ現実のものとなると無力感が募る。

長い"ウオーミングアップ"の後に一段の加速を見せた海外勢はさすがだった。4月のロンドン・マラソンを世界歴代2位の2時間3分5秒で制したキプチョゲ(ケニア)がスピードを存分に生かせば、2011年世界選手権銅メダルのリレサ(エチオピア)が食い下がる。終盤に入ってかえって躍動感が増したような走りは、日本勢のそれとは別物だった。結局、キプチョゲが2時間8分44秒で初優勝した。

16位の佐々木は「悔しい気持ちでいっぱい。力不足。こういう舞台での難しさも感じた」と話した。世界に歯が立たなかった短距離が男子400メートルリレーで銀メダルを取ったことを思うと、女子を含めマラソンの低落ぶりが余計に目立つ。

このままアフリカ勢との差は開いていく一方なのか。ひと頃までは通用したマラソンと駅伝の両立が今後も有効なのかどうかを含め、強化のあり方を一から見直す時が来ている。

(合六謙二)

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