帰ってきた清流 現実が絵本に追いつく
絵本作家・加古里子の戦後71年(下)
[有料会員限定]
1950年代半ば、絵本作家の加古里子(かこ・さとし、90歳)は東京・水道橋にある福音館書店の一室で、編集長の松居直(後の社長)と向かい合っていた。それまで、絵本を描いた経験はない。一介のサラリーマンだった加古は、とりあえず童話でも描かされるものと思っていた。ところが、松居から予想もしない要請を受ける。
「加古さん、今の時代に合うような、大きなテーマの作品を描いてください」
絵本作家・加古里子の戦後71年(下)
1950年代半ば、絵本作家の加古里子(かこ・さとし、90歳)は東京・水道橋にある福音館書店の一室で、編集長の松居直(後の社長)と向かい合っていた。それまで、絵本を描いた経験はない。一介のサラリーマンだった加古は、とりあえず童話でも描かされるものと思っていた。ところが、松居から予想もしない要請を受ける。
「加古さん、今の時代に合うような、大きなテーマの作品を描いてください」
新着
注目
ビジネス
ライフスタイル
新着
注目
ビジネス
ライフスタイル
新着
注目
ビジネス
ライフスタイル