2019年6月19日(水)

日本サッカー世界への挑戦 五輪編

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「人生最後の試合」の決意を サッカー日本
サッカージャーナリスト 大住良之

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2016/8/10 14:25
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「試合に臨むとき、いつも私は『これが人生最後の試合』と考える。だから自分のすべてを出し尽くせるし、楽しむこともできる」

こう語ったのは、エクアドルのサッカー史上最高のゴ

手倉森監督は「いつでも最後。だから力を絞り尽くせる」と語る=共同

手倉森監督は「いつでも最後。だから力を絞り尽くせる」と語る=共同

ールキーパーといわれるホセ・セバージョスである。

「アジア予選を含めて、このチームは本当に辛抱強く戦ってきた。その姿勢が3戦目で報われてほしい。『負ければ最後』。その覚悟で試合をしたい。いつでも最後だと思う。だからいつでも力を絞り尽くせる」

力を絞り尽くす気持ち、18人全員で

10日午後7時(日本時間11日午前7時)キックオフのスウェーデン戦を前に手倉森誠監督が語ったのは、セバージョスの哲学に似た姿勢だった。準々決勝進出へわずかな望みを残す日本五輪代表。ピッチに立つ11人だけでなく、18人全員がこうした決意を胸にプレーできるかにかかっている。

日本もスウェーデンもここまで1分け1敗、勝ち点1。すでにB組の1位は2勝(勝ち点6)のナイジェリアに決まり、そのナイジェリアは2分け(勝ち点2)のコロンビアと対戦する。同時刻にサンパウロで行われるコロンビア―ナイジェリア戦でコロンビアが勝てば、日本もスウェーデンも準決勝進出の道は閉ざされる。

しかしこの試合が引き分けかナイジェリアの勝ちとなれば、日本―スウェーデンで勝ったほうが2位となり、A組(デンマーク、ブラジル、イラク、南アフリカ)の1位と13日にサンパウロで対戦することになる。ナイジェリアが勝った場合、スコアにもよるが、日本―スウェーデンが引き分けに終わったとしても、3チームが勝ち点2で並び、総得点の多い日本が突破する可能性が高い。

攻撃をリードしてきた興梠(右)。次戦は先発から外れる可能性も=共同

攻撃をリードしてきた興梠(右)。次戦は先発から外れる可能性も=共同

手倉森監督は、初戦のナイジェリア戦から4人の先発を入れ替えてコロンビア戦に臨んだ。このチームには早川直樹という経験豊富なコンディショニングコーチがついており、全選手のコンディションを完璧に把握して手倉森監督の采配を助けてきた。手倉森監督には、選手は入れ替えてもパフォーマンスは落ちないという自信がある。

だからスウェーデン戦でも、これまで攻撃をリードしてきたFW興梠やMF中島あるいはFW浅野(いずれもコロンビア戦はフル出場)、サイドバックとして猛烈な運動量を見せてきたDF室屋とDF藤春などが先発から外れる可能性もある。とくに最前線で献身的な守備をし、体を張ってボールをキープしてきた興梠には、コロンビア戦の終盤、疲労の色が濃いように見えた。

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