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新ルールに対応、軽く強く ミズノの柔道着

2016/8/9 3:30
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ポリエステル20%配合。軽いが丈夫な繊維を開発した

ポリエステル20%配合。軽いが丈夫な繊維を開発した

メダル獲得が続く日本のお家芸、柔道。2015年の国際柔道連盟のルール改正で柔道着の形状・素材などの規定がより厳格になり、メーカーの工夫の余地が狭まった。「ならば原料の繊維から工夫しよう」。ミズノはルール改正の噂が流れ始めた14年、東洋紡と共同開発を始めた。

ルール改正の主要テーマは「一本が出る魅せる柔道の復活」。(1)綿100%の柔道着にポリエステルを最大3割程度混ぜ軽くし投げやすくする(2)襟部分の幅を1センチメートル短くしつかみやすくする――などの規定が課された。動きやすいよう脇部分を立体的に仕上げるなどの創意工夫も使えなくなった。そこでミズノがこだわったのは強度だ。

まずは繊維。綿とポリエステルの繊維を単純に編み合わせると強度が落ちる懸念があった。そこで1本のポリエステルの周りに綿を巻き付けて新たな繊維を作り、編み込む手法を東洋紡と開発した。強度は従来品より約1割高まった。

綿とポリエステルの配合割合は8対2にした。国際規定の上限である3割配合にすると着心地が悪く、特に肌に直接柔道着を着る男子選手に余計なストレスを与えてしまう。それでも重さは従来品より約7%軽くなった。

襟の部分の布の網目を細かくして相手選手がつかみにくくするなど、規定の範囲内で工夫も凝らした。グローバルアパレルプロダクト本部の上村隼人さんは「新しい柔道着を着て選手が100%の力を出してほしい」と選手の一本勝ちに期待する。

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