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生地は極薄、「水を感じる」 デサントの水着

2016/8/6 3:30
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選手のキックをサポートする線「ライトニングバンド」を付けた

選手のキックをサポートする線「ライトニングバンド」を付けた

「水を感じることができる水着」。デサントの水着ブランド「アリーナ」の最新競泳用水着を着た選手の感想だ。新製品「アクアフォース ライトニング」の生地は最薄部で0.2ミリメートルと通常の水着(0.4~0.6ミリメートル)に比べ大幅に薄い。リオデジャネイロ五輪に向け東レと開発してきた戦略商品だ。

特徴は生地の薄さだけではない。縫い目による水の抵抗をなくすため、極薄の生地を圧着して仕立てる手法を採用した。高度な技術のため加工は国内自社工場でこなす。共同研究を進めた筑波大学の試算では、従来の水着と比べ平均2.4%速度が上がるという。

薄さに加え、前側に2本、後ろ側に4本入っている線「ライトニングバンド」などの機能が選手をアシストする。自然にお尻を突き上げる形になり理想的な姿勢を保つほか、キックのフォームで大切な股関節の動きなどに選手の意識を向けることができるという。

リオ五輪では入江陵介選手らが着用する予定。元大学水泳部主将で開発を担当した吉永康裕さんは「リオ五輪の水泳決勝は異例の深夜時間帯になるため、選手のコンディション調整は大変。ぜひ新型水着で力を発揮してほしい」と話す。

国際的な水泳競技では一般発売していない水着は着用できないルールがある。このためこの水着も1月に税別2万3000円で市販されている。

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