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イチロー、世界一の自己管理 「故障しているが…」
革命家イチロー 迫るメジャー3000本

2016/7/20 11:12
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選手に求められる最重要の資質として、メジャーからマイナーまで、米球界の指導者が一様に口にするのは「consistency」(一貫性、安定性)だ。

長丁場のシーズンでは一時的に活躍しても、すぐ故障する選手は信頼できないということになる。健康を保ち、安定した成績を残すこと。これを、とんでもないレベルでこなしてきたのがイチローだ。

元マリナーズ監督でフィリーズのマクラーレン捕手コーチと談笑するイチロー。その自己管理はトップ選手の関心を呼ぶ=共同

元マリナーズ監督でフィリーズのマクラーレン捕手コーチと談笑するイチロー。その自己管理はトップ選手の関心を呼ぶ=共同

その自己管理は他のトップ選手の関心を呼び、3000安打のアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)がウオーミングアップの仕方を尋ねたこともあったという。

「身長180センチで体重80キロくらい。その選手があそこまでいくとは思わない。何かがあるに違いない。それは何なのか、というのはみんな興味のあるところ」と、イチローの日本時代の同僚で、メジャーでも活躍した田口壮・現オリックス2軍監督は語る。

通算安打数"世界一"の人の世界一の自己管理。トップ選手も教えを請うわけだ。

メジャー3000安打まであと6に迫ったイチローも不死身ではない。2002年4月、フェンスに激突してひざに4針縫う裂傷を負った。09年、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)後、心労のゆえか、胃の潰瘍で初の故障者リスト入りした。しかし、02年も1試合休んだだけで、翌々日にはもう代打で出場している。

「故障はしている。でも出ている」と話したことがあった。プレーには常に危険が伴う。大事なのは故障を予防する準備、リスクを抑える技術と一瞬の判断、プレーへの影響を最小限に抑えるケアだ。

故障を故障とみせないことのすごさを、過酷なシーズンをともにする選手仲間は知り「真のプロ」をみてとっている。

(随時掲載)

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