2019年5月21日(火)

日経ソーシャルイニシアチブ大賞2016

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[大賞]認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン 救助犬育て殺処分ゼロ

2016/7/13 3:30
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殺処分される犬を保護し、災害救助犬に訓練する(2014年8月、広島の土砂災害で、ピースウィンズ・ジャパン提供)

殺処分される犬を保護し、災害救助犬に訓練する(2014年8月、広島の土砂災害で、ピースウィンズ・ジャパン提供)

1996年の設立以来、世界の災害地帯や紛争地域で人道支援に取り組んできた。イラクやアフガニスタン、東ティモールなど約30カ国・地域に及ぶ。2010年には災害救助犬やセラピー犬の育成、殺処分ゼロを目指すプロジェクト「ピースワンコ・ジャパン」を立ち上げた。本部を置く広島県が、2011年度に犬・猫の殺処分が全国でワースト1位になったことを受け、13年9月、県内の犬の殺処分を1000日以内にゼロにする活動をスタート。新たな飼い主とのマッチングの場となる譲渡センターを広島市と神奈川県藤沢市に設立したほか、600頭規模の犬舎を新設した。また処分される寸前に引き取った雑種犬を災害救助犬に育成。「夢之丞(ゆめのすけ)」と名付けたその犬は、14年8月に発生した広島土砂災害に出動。今年4月の熊本地震でも災害救助に当たっている。

16年4月以降は、処分対象の犬を全て引き取り、県内の殺処分ゼロを維持。大西健丞代表理事は「広島の動物愛護センターで初めて夢之丞と会った時、小さなかごの中で震えていた。立派な災害救助犬になり、広島では最も早く現場に着き、遭難者を助けた」と語り、「猫の殺処分もゼロにしていきたい」と抱負を述べた。

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