中身も特別か? タグ・ホイヤーのスマートウオッチ
柏尾南壮 フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ ディレクター

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2016/8/5 6:30
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日経テクノロジーオンライン

伝説のF1ドライバー故アイルトン・セナ、最近ではテニス選手の錦織圭やサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドなど、著名人が愛用するスイスの高級腕時計メーカーTAG Heuer(タグ・ホイヤー)のスポーツウオッチ。

TAG Heuer Connectedの外観(画像:カナダChipworks)

TAG Heuer Connectedの外観(画像:カナダChipworks)

この150年の老舗腕時計メーカーが満を持して発表したスマートウオッチが、「Connected」(2015年11月12日発売)である。これまでも多くのスマートフォン(スマホ)メーカーやフィットネス機器メーカーが、ファッション性を追及した高級路線のスマートウオッチを発表してきたが、真打ちの登場に注目度は高い。

タグ・ホイヤーには15万円から100万円弱まで様々な製品があるが、Connectedは1500米ドルと廉価な部類に入る。生産数は不明だが発売以来売り切れ店が続出しており、老舗ブランドの底力を見せている。今回はConnectedの内部をのぞいてみよう。

■「インテル入ってる」

Connectedはプロセッサーに、米Intel(インテル)の「Atom 1100」を搭載する。スマートウオッチ用プロセッサーは多くのICメーカーがしのぎを削る激戦区であり、伊仏合弁STMicroelectronics、米Freescale Semiconductor(オランダNXP Semiconductorsが2015年12月に買収)、米Texas Instruments、ノルウェーNordic Semiconductorといったメーカーの製品が採用されることが多い。その中で、Intel製品の採用例は珍しい。

TAG Heuer Connectedを分解したところ(画像:カナダChipworks)

TAG Heuer Connectedを分解したところ(画像:カナダChipworks)

Atom 1100はデュアルコアプロセッサー構成で動作周波数は1.6GHz。Connectedのバッテリーの稼働時間は約25時間だ。老舗の人気商品でも、バッテリーの悩みは共通のようだ。

振動モーターのみ搭載。残りのスペースはバッテリー用(画像:カナダChipworks)

振動モーターのみ搭載。残りのスペースはバッテリー用(画像:カナダChipworks)

こちらの面にほぼ全部品を搭載。一番大きなICが韓国SK Hynix製のDRAM。その下にIntel Atomプロセッサーを実装する(画像:カナダChipworks)

こちらの面にほぼ全部品を搭載。一番大きなICが韓国SK Hynix製のDRAM。その下にIntel Atomプロセッサーを実装する(画像:カナダChipworks)

基板は1枚のみ。円形をしており、片面にほぼすべての電子部品を搭載する。表側は振動モーターだけで、あとはバッテリー用のスペースである。

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