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2枠目巡り大激戦 リオ五輪ゴルフ日本代表争い
編集委員 吉良幸雄

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2016/6/30 6:30
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8月のリオデジャネイロ五輪で112年ぶりに競技復帰するゴルフの日本代表争いが、いよいよ大詰めを迎えている。7月11日時点の世界ランキング上位2人が出場資格を得るが、男子(競技は8月11~14日)は2月のフェニックス・オープンで優勝しランク16位の松山英樹(24)が確実。女子(同17~20日)はISPSハンダ女子オーストラリア・オープン(2月)で米ツアー初優勝、スウィンギングスカート・クラシック(4月、米カリフォルニア州)で2勝目を挙げた野村敏京(のむら・はるきょう、23)が22位で、当確ランプをともしている。

池田と片山、興味深い「北海道決戦」

池田は代表争いで片山を一歩リードしている=共同

池田は代表争いで片山を一歩リードしている=共同

2枠目は大激戦だ。男子は4月のパナソニックオープンでツアー通算14勝目をマーク、89位につける池田勇太(30)と95位の片山晋呉(43)がしのぎを削っている。池田は先週のISPSハンダグローバルカップ(石川・朱鷺の台CC)で通算8アンダーの23位にとどまったものの、11アンダーの12位だった片山との差を1つ広げた。国内予選をトップ通過して挑んだ2週前の全米オープン(オークモントCC)では通算11オーバーであえなく予選落ち。ハンダ杯では時差ぼけによる寝不足に苦しみ「だんだん気合もやる気もなくなった」とボヤキながら8位で予選を通過した。最終日に1打落とし3日目終了時の11位から順位を下げたが、優位を保っている。

代表争いは、まだ予断を許さない。今週の長嶋茂雄招待セガサミー杯(北海道ザ・ノースカントリーGC)、次週の日本プロ日清カップヌードル杯(北海道クラシックGC)の2試合を残しているからだ。2戦のうちどちらかで片山が優勝すればあっさり池田をかわす可能性がある。2人ともリオ五輪について多くは語らないが日の丸を背負って戦いたい思いはやまやま。昨年12月で30歳になり、クラブやウエアなど用具を一新、髪形も変えた前選手会長にとって、五輪の舞台は「ニュー池田」を日本じゅうにアピールする格好の場である。7月の全英オープン(14~17日、ロイヤルトルーンGC)、全米プロ(28~31日、バルタスロールGC)、リオ五輪と世界で活躍し、初の賞金王獲得という青写真を描いているだろう。また通算29勝を挙げ、賞金王5回の片山にも五輪は魅力的なはず。一時期「燃え尽き症候群」に陥った永久シード選手に、リオ五輪は新たなモチベーションとなっている。

代表争いで一歩リードしている池田にとって好材料は、北海道開催の大会で好成績を残していること。ツアー初優勝を飾った2009年日本プロ(恵庭CC)、10年ANAオープン(札幌GC輪厚)、11年サン・クロレラクラシック(小樽CC)と計3勝している。東北福祉大時代には毎年、道内で合宿を行い、10代のころから洋芝になじみがあるせいだろう。一方の片山はなぜか、北の大地で1勝もしていない。ただセガサミー杯では昨年は6位に入っている。リオ五輪切符をかけた「北海道決戦」は実に興味深い。

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