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豊島逸夫の金のつぶやき

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ソロス氏が売ったのはドイツ銀行株

2016/6/29 10:23
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英国民投票の前、欧州連合(EU)からの離脱が決まれば「私の60年間の経験によれば、英ポンドは急落する」と指摘していた米著名投資家のジョージ・ソロス氏。「もし離脱となれば、少なくとも15%、場合によっては25~30%急落しよう」と語っていた(詳細は21日付本欄「ソロス氏警告、24日にはブラックフライデーも」を参照されたい)。

1992年に英中央銀行のイングランド銀行を相手にポンドを売りまくり、英中銀に勝った男として名を馳(は)せた。それだけに、当然、今回もポンド売りを仕掛けたと市場では見られていた。

しかし、英国民投票後、ソロス氏のスポークスマンは「ポンドはロング(買い)だった。しかし、世界市場への悲観的な見方から他の投資でもうけた」と語っていた。

その「他の投資」がドイツ銀行株の空売りであると、独当局への報告で判明し、独主要紙の報じるところとなった。その規模は約700万株の売りで、日本円に換算すると約100億円相当に達する。株価は23日に15ドル台から急落。28日には、やや戻したが12ドル台である。

国民投票で英国のEU離脱が決まった後、リスク回避で独国債が安全資産として買われる傾向が強くなった。マイナス金利幅がさらに拡大するなかで、銀行の経営環境は厳しさを増し、欧州を中心に世界的に銀行株が売られた。しかし、28日には売られ過ぎの反動による買いとなっている。とはいえ、銀行株価の本格的回復は難しそうだ。

ソロス氏は既に、保有するドイツ銀株の一部を売り払ったとの噂も流れている。一時は現場から退き、院政を敷いていたが、最近「現役復帰」を宣言していた。1930年8月生まれの85歳。お見事な腕前。脱帽である。

豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経ヴェリタス「逸's OK!」と日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層心理」を連載。
・公式サイト(www.toshimajibu.org)
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
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