中国軍が強硬に傾きやすい3つの事情
編集委員 高坂哲郎
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このところ中国軍が尖閣諸島の接続水域に初めて入ったり、口永良部島の領海に侵入したりと強硬な動きを相次いで示している。これらの中国軍の動きをめぐっては「計画的な動きだ」とか「偶発的に起きた」といった様々な解釈や分析がされている。ただ、確かなのは、中国軍が強硬策に傾きやすい幾つかの「あの国特有の事情」があるということだ。
中国軍をめぐってはしばしば「共産党の指示を無視して暴走している」との見方がされ...
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