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ロッテに「逆転丼」登場 新名物支える快速救援陣

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2016/6/21 6:30
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ロッテの本拠地QVCマリンフィールドで、妙な丼が売られている。その名も「逆転丼」。逆転勝ちが多い今季のマリーンズの成績に乗っかったもので、逆転したイニングの終了から約10分後に販売開始される、いわば「幻の天丼」だ。約40食限定で、白飯200グラムの上にエビ天、イカ天、野菜かき揚げ、レンコン天、カボチャ天、インゲン2本がのった丼(税込み1200円)で、2点差の逆転ならとり天2個をプラス、3点差以上ならさらにごはんが100グラム増量されるという仕掛け。5月27日の発売決定から、まだ2度しか販売されていないのはご愛嬌(あいきょう)としても、逆転勝ちの数は依然リーグトップの20を数える。

ロッテの救援防御率はソフトバンクのそれを上回る。益田は今季負けなしだ=共同

ロッテの救援防御率はソフトバンクのそれを上回る。益田は今季負けなしだ=共同

球速140キロ台後半の顔ぶれそろう

こうした逆転を可能にするのは、リードされても味方打線の反撃があるまで、追加点を許さないリリーフ投手のがんばりだ。今季のロッテの「試合終了まであきらめない」チームカラーを支えているのはこのブルペン陣である。

大谷(31)、藤岡(26)、内(30)、松永(28)、西野(25)、南(27)、益田(26)がその主な顔ぶれ。投球の軸となるストレートが140キロ台後半以上と、いずれもが抑え役をできるくらいの球威があるのが頼もしい。小林雅英投手コーチによれば「ポジションが決まっているのはクローザーの西野だけ。あとは点差や相手打者、走者の位置などによって臨機応変に」が起用法という。登板は「回のアタマから」で、「一人一殺」のようなワンポイントの起用はほとんど行っていない。

たとえば「左キラー」の森福(ソフトバンク)ほどではないが、松永は横手投げに近い、低い位置から腕が出てくるサウスポー。それでも左打者限定の起用に終わらず、登板すればそのイニング全体を任せるのが基本だ。それが「一人ひとりの負担を考慮した」起用となる。

その中で、リードした試合の終盤は、七回を益田、八回は内、そして西野につなぐのが基本パターンだ。故障明けの内は極力連投を避けるなどそれぞれの事情にも配慮しながら、コーチ陣の懸命のやりくりが今季のチームの万全の継投策を支えている。

松永は横手投げに近い、低い位置から腕が出てくるサウスポー。それでも左打者限定の起用ではない=共同

松永は横手投げに近い、低い位置から腕が出てくるサウスポー。それでも左打者限定の起用ではない=共同

そんな効果は個々の成績にも表れている。救援投手の場合、投球イニングが少ない分、1度の失敗で数字が跳ね上がってしまうが、ロッテの救援防御率はリーグの首位を独走するソフトバンク(2.69)を上回る2.62である。

いまだ無敗の益田、防御率は驚異的

益田の防御率は驚異的な0.59。31試合30回2/3を投げて2失点。本塁打は1本だけ。延長にもつれた試合では九回をまかなう西野の後を引き継いでクローザー役も務めており、2勝11ホールド3セーブといまだ負けがない。必ずしも起用法が定まっていない藤岡と南も踏ん張っている。南は26試合で31回1/3を投げ、防御率は1.15。藤岡も、21試合で試合数を上回る31回を投げて1.74。先発が早い回で降板した際などに試合を落ち着かせ、味方の反撃につなげる役目をこなしている証しだろう。

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