コシヒカリ、同じ新潟でもあぜ道1本はさんで価格差
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700種以上もあるコメの銘柄のなかで、新潟県南西部産の「魚沼産コシヒカリ」は食味の良さから最高ブランドに位置付けられている。店頭に並べば5キロ入りで3000円近い値段になり、北側に隣接する地域で生産する「新潟産一般コシヒカリ」よりも700~800円高い。山間部で手間をかけて作っただけあって当然の価格差とも思ったが、現地へ赴くと、意外にもあっさりとブランドを分ける境界線が引かれる場所をみつけた。
「ここがブランドを分ける境目」

モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込む。