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豊島逸夫の金のつぶやき

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ジム・ロジャーズさん、次の投資先はどこですか?

2016/6/10 17:09
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気持ちよく晴れ渡った9日午後のニューヨーク。たまたま出張で来ていたジム・ロジャーズ氏と落ち合い、1時間ほど対談した。

9日NYのホテル一室にて。

9日NYのホテル一室にて。

普段見慣れぬアシスタントが紹介され同席した。聞けば、カザフスタン人。今、カザフスタンを次の投資先として画策中という。

なにせ、同氏は7年前、誰も見向きもしなかったミャンマーを次の投資先と見定め、その後のミャンマー・ブームの先駆けとなった。当時、シンガポールの同氏豪邸を訪問した際に、「これからミャンマーに行く。一緒に来ないか?」と誘われ、筆者は丁重に遠慮申し上げた。そうした経緯があるので、カザフスタンと聞けば、無視できない。

そもそも、一家で米国からシンガポールに移住した最大の理由が、「娘に中国語を学ばせるため、チャイニーズ・スクールに通わせる」ことだった。これからは新興国の時代という信念を身をもって実践したわけだ。

今の中国経済の危うさについて意見を求めれば「確かに今は中国という大国は揺れている」と認める。それゆえ、昨年来、中国株の買い増しはしていない。しかし、既存の中国株ポジションを売る気はさらさらない、と語る。同氏の投資のタイムスパンは20年から30年という長期。全てはかわいい娘2人のため、と言い切る。「米国だってバブルを乗り越え大国となった」。中国もしかり、というわけだ。

日本人として気になる日本株は、「現在保有していない。しかし、見捨てたというわけではない」と強調する。アベノミクスが結果を出すなど、状況が変化すれば、買う意欲は十分にあるのだ。ただでさえ低イールドで運用難の時代。「正直言って、良い投資先は限られるよ」と、しみじみ語る。

その限られた投資先の一つとして、同氏はロシアも挙げる。これもここ2年来の持論でぶれていない。要は資源国ゆえ、売りたたかれたところは買っておく、という長期スタンスなのだ。極端な例としては「もし原油生産国ベネズエラが破綻すれば、買いだ。」とも述べる。「災害は買い(Buy disaster)」という冷徹な目で潜在的投資先を物色している。今でこそ資源バブルの反動が来ているが、人類が生きるために資源はやはり必要不可欠との読みである。

それゆえ、米国人女性キャスターに、「いまのうちに農業用トラクター運転免許でも取って、農家に嫁ぐ選択肢もアリだよ」などと同氏独特の言い回しで説くのだ。

世界中をバイクでまわり、冒険投資家といわれ、実際自分の目で見ないと納得しない人物である。古希を過ぎた今も、同氏は世界をまわって新たな投資先を物色している。

豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラー。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験とヘッジファンド・欧米年金などの幅広いネットワークをもとに、独立系の立場から自由に分かりやすく経済市場動向を説く。株式・債券・外為・商品を総合的にカバー。日経ヴェリタス「逸‘s OK!」と日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層心理」を連載。
・公式サイト(www.toshimajibu.org)
・ブルームバーグ情報提供社コードGLD(Toshima&Associates)
・ツイッター@jefftoshima
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