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「沈み込み打法」で体重移動 飛距離アップ(下)

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2016/6/11 6:30
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 若井安理さんはゴルフ歴こそ30年以上で、これまで幾人かのレッスンプロに習ってきたが、一向に上達しない。そこで一念発起、「逆説のゴルフ」を唱える久富章嗣さんこそ、自分を変えてくれるに違いないと昨年1月から生徒になった。スライスが持ち球で飛距離は180ヤードと乏しかったが、フックボールを学び、飛距離が大幅にアップしている。最終回も「沈み込み打法」で体重移動し、さらなる飛距離アップに挑戦した。
(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.30」から)

――もう一つ、若井さんは飛距離も出ていましたね。レッスン開始時の若井さんの自己申告ではドライバーが180ヤードとなっていましたが、今日のラウンドでは200ヤード以上出ていました。

若井 飛距離はその当時からは伸びたと思います。プライベートでもそう感じています。やはりフックを打つようになってからですね。それと、自信をもって振れるようになったことが大きいと思います。ときには曲がりすぎることもありますが。

久富 今日だって何度か、ボールの手前を探していたことがありましたね。

――私たちとあまり変わらなかったです。

久富 次は今日のショットの安定性を高めることと、飛距離とスコアが結びつくようにすることが大切です。私自身も左打ちをするようになってわかったことですが、飛ぶようになるとスコアがまとまらないということです。

――随分前に「飛び始めはスコアの崩れ始め」と、久富さんから聞かされた記憶があります。

久富 そうです。今、自分がそれに陥ってしまっているというわけです。

――左打ちで我々のレベルになってしまったわけですね。

久富 練習場ではボールが飛ぶようになって、今日はそのために、ショットとその飛距離に期待が大きくなりすぎていました。ですから、肝心の基本の考え方を忘れていたのです。100ヤードを打つスイングでいいということを。それで午後からはその心の基本を実践して何とか落ち着くことができました。

――久富さんは「いいショットが必ずしもいいスコアにつながるとは限らない」ともいわれていますよね。

久富 まったくその通りで、左打ちで100を切ったときはスプーンで150ヤード。それも曲がりあり、トップありだったのですから。今は200ヤード飛ぶようになって、もっとスコアが良くなるのではと期待してしまうのです。

――「飛ばそうと思えば飛ばず」という格言も聞きました。久富さんは自ら、自分の作った格言の正しさを立証したわけですね(笑)。

久富 そういうわけで、今日の私は生徒の若井さんに教えてもらったような気がするわけです。

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