日米首脳会談、21年前の事態繰り返さず 1日前倒し

2016/5/25 18:10
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日米首脳が25日夜、会談する

日米首脳が25日夜、会談する

日米首脳が25日夜、会談する。伊勢志摩サミット、広島訪問で来日するオバマ米大統領と安倍晋三首相の会談は当初、サミット初日の26日午前を予定していたが、1日前倒しとなった。沖縄県で米軍属の男が女性を遺棄した疑いで逮捕された事件を受け、会談を早めたのは、21年前の事態を繰り返さない決意が日米双方にあったためだ。

1995年、沖縄での米兵による少女暴行事件で県民の怒りは高まり、これが米軍普天間基地の返還にまでつながった。日本側の不信はもとより、米政府は基地が所在する国の感情を重く受け止める。当時は冷戦終結からまだ数年、92年までにはフィリピンから撤退し、基地も返還した直後だった。普天間返還を当時のクリントン米大統領に持ちかけたのは橋本龍太郎首相と梶山静六官房長官だが、当時の日本政府高官は「米側にも、このままではフィリピンに続いて日本からも撤退を余儀なくされ、アジアでの拠点がなくなる懸念があった。普天間返還の合意は、米国の国益でもあった」と語っていた。

しかも、今回はオバマ氏が米大統領として初めて広島を訪問する歴史的イベントが控える。再発防止を一刻も早く求めたい日本側と、米国の考えは一致。オバマ氏の到着直後に首脳会談することで折り合った。

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