2019年3月23日(土)

まるでドラえもん アマゾン、IoTで「何でもボタン」

2016/5/19 6:30
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VentureBeat

米アマゾン・ドット・コムはなんと、クラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の管理や運用を提供する「AWS IoT(インターネット・オブ・シングス)」と連動できる「ダッシュボタン」を発売した。この新商品はアマゾンのサイトで19.95ドルで購入できる。

AWS IoT向けのダッシュボタン

AWS IoT向けのダッシュボタン

■ライバル打破へ限定発売

同社は「『AWS IoTボタン』はダッシュボタンをベースにしたプログラム制御できるボタン」と説明。「このシンプルなWi-Fi端末は簡単に設定でき、開発者が特定の端末向けのコードを書くことなく『AWS IoT』や、(任意のプログラムを実行する)『AWS Lambda』、(データベースの)『Amazon DynamoDB』、(プッシュ型で通知を送る)『Amazon SNS』といった多くのAWS(のサービスについて)利用を開始できるように設計されている」と強調した。

日経編集担当注
 同社は洗剤など、よく使う日用品がなくなったときに一押しするだけでオンラインストアに発注できる「ダッシュボタン」を2015年から米国で販売している。今回の「AWS IoT」は、その仕組みを活用したもので、ボタンを押すとあらかじめ設定しておいた特定の命令をインターネット上のAWSに送信する。どんな命令を送るかについて、既存のダッシュボタンのように「Tideという洗剤を1つお願い」と事前に決められているのではなく、購入者が自由に設定できるのが特徴。無限の可能性を秘めたAWS IoTボタンは、まるでドラえもんの秘密道具のようだ。

これは何にでも設定できる。玄関のドアや照明のスイッチだけでなく、ツイッターなどにも接続可能だ。目覚めてボタンを押せば「起きたよ」とツイートさせることもできるかもしれない。どうだろう。とにかく、「ペーパータオルを1パック送るなど、ボタンを押してアマゾンに自分の望むことをさせる」というダッシュのコンセプトを理解し、このボタンで望み通りのことをすればよいのだ。

これは少なくとも、クラウドサービス市場をリードするAWSが昨年導入したIoTサービスの型破りなマーケティング作戦だ。米マイクロソフトはサードパーティーと提携し、クラウドサービス「アジュール」との接続を設定するキットを販売している。一方、このボタンにはアマゾンの奇抜なハードウエア技術が活用されている。

アマゾンはこの商品を「限定販売」する方針だ。利用にはWi-Fi接続が必要で、ボタンを約1000回押せる容量のバッテリーが搭載されている。

By Jordan Novet

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)

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