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ハンディやルール… ここが変だよ、日本のゴルフ
公益財団法人ゴルフ協会専務理事 山中博史

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2016/5/21 6:30
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インデックスが普及すれば、ゴルフの楽しみ方がぐっと広がります。例えばプロが所属コースでインデックスを取得し、月例会に出場し、アマチュアに混ざって競技に参加することもできますし、異なるコースのメンバーが大勢参加して、普段プレーできないような名門コースを舞台にした大会にも参加できるようになります(実際、米国ではフィル・ミケルソンやタイガー・ウッズが所属しているゴルフ場でインデックスを取って登録しているそうです。プラス7とか8という数字らしいですが……)。

日本の名門コースでプレーを申し込むと「どなたの紹介ですか」と聞かれますが、海外のコースでは「インデックスをお持ちですか」と聞かれることもあります。インデックスを持っていれば日本だけでなく、海外でも現地ゴルファーとフェアにプレーできます。つまり、ゴルファーのパスポート的な役割・意味も持っているのです。日本国内でもインデックスを持っていれば、日本オープンや女子オープン、シニアオープンにつながるドリームステージにも挑戦できるので、ゴルフの世界が広がるのは間違いありません。

3月の米デル・マッチプレーでプレーする松山英樹=共同

3月の米デル・マッチプレーでプレーする松山英樹=共同

日本では、まだクラブハンディへのこだわりが抜けきれていないようですが、世界のゴルフ界は確実にインデックスに軸足を移しつつあります。これからはインデックス、つまり世界で通用するハンディを取得して今後のゴルフライフをエンジョイすることが必要なのではないでしょうか。

「ストロークプレー」に固執しすぎる?

次に取り上げたいのは「何が何でも自分のボールでホールアウトすることへのこだわり」です。日本のゴルファーは、自分のボールで最後までプレーする「ストロークプレー」に固執しすぎているように思います。欧米ではマッチプレー選手権が行われたり、米欧対抗戦のライダーカップ、米選抜と国際選抜が対戦するプレジデンツカップでは、1つのボールを交互に打っていくフォアサムや、2つのボールでプレーして良いほうのスコアを採用するフォアボールによるマッチが組み込まれたりしています。

ゴルファーからすると、高いプレーフィーを払っているのに、自分のボールでホールアウトまでプレーできないので消化不良を起こすという事情があるのはわかります。しかし、クラブ競技などではぜひ取り入れてほしいゲーム形式です。

そこには、まず2人で協力しながら、得意技を生かしてプレーできる面白さがあります。さらに、ライン読みやホール攻略など相談しながら、ボールを打っていく楽しみがあります。普通ゴルフでは相談相手はキャディーしかいませんが、プレーヤー同士チームを組んでプレーする面白さは格別です。普段自分が使い慣れていないボールへの対応力も試されます。

またフォアサムでは、プレー時間を大幅に短縮することもできます。1ラウンドが3時間程度で終わります。私の見るところ、試してみたゴルファーは皆面白かったといいます。

ここで強調したいのは「小さい頃からいろいろな競技方法に親しんでいないと世界で通用しない」という点です。日本アマに出てくるような選手でさえ、「フォアサムやったことがないのですが……」という人が多いのでびっくりします。世界を見ると、USGAではフォアボールだけでなく、男女のミックスフォアボール、ミックスフォアサムなども開催されています。

たとえばミックス競技です。男女が力を合わせて同じ目標を目指すというのは、これからのスポーツで重要な要素です。こうしたプレースタイルはジュニアオリンピックでは採用されているだけでなく、将来の五輪競技候補の一つにもなっているのです。

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