学生服、デザイン多彩に 菅公学生服、ストライプと開発
カジュアル衣料大手のストライプインターナショナル(岡山市)と学生服大手の菅公学生服(同)は6日、共同で学校指定の制服などを開発すると発表した。若年層に人気があるストライプの主力ブランド「アースミュージック&エコロジー」を制服のデザインに取り入れる。実際に着る生徒などにアピールして、採用する学校を増やすことを目指す。
制服は基本デザインを3種類用意。ピンクや薄い青色など明るい色を採用する。菅公が主に国内で製造し、学校指定の販売店で扱う。リボンや靴、バッグなどの通学関連商品は菅公の技術を活用しながらストライプが海外で製造。インターネットの通販サイトなどで9月から販売する。
学校の制服は黒や紺などの色で落ち着いたデザインのものが多い。6日の記者会見で菅公の尾崎茂社長は「斬新なデザインや流行を積極的に取り込んでいく」と話した。ストライプの石川康晴社長は「中高生にアースミュージック&エコロジーデザインの商品に触れてもらうことで、将来の顧客になってほしい」と期待した。5月から営業を始め、2018年春の新入学に合わせた採用を目指す。