阪大と田辺三菱、サルで神経再生確認 促進する物質開発
[有料会員限定]
大阪大学の山下俊英教授らの研究チームは、田辺三菱製薬と共同で、傷付いた神経の再生を促す物質を開発し、サルを用いた実験で脊髄損傷に対する効果を確認した。中枢神経の損傷によって起きる多発性硬化症にも効果があるとみられ、2019年に両方の患者を対象に臨床試験を始める計画だ。
神経が損傷すると、損傷部位に免疫細胞が集まり、軸索再生阻害因子(RGM)を分泌する。このため神経の再生が妨げられ、マヒや知覚異常...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り354文字
関連企業・業界
企業: