CJ第一製糖、食用昆虫の研究開発に着手
■CJ第一製糖(韓国の総合食品メーカー) 食用昆虫の研究開発(R&D)に着手したと発表した。民間機関の韓国食用昆虫研究所と共同研究のMOU(了解覚書)を結び、昆虫由来の食品の開発を進める。
同社によると、韓国の食用昆虫市場は90億~100億ウォン(約9億~10億円)にとどまる。ただ世界では国連食糧農業機関(FAO)が2013年に発表した報告書を受けて、昆虫食の可能性を探る動きが相次いでいる。
CJ第一製糖の文炳錫(ムン・ビョンソク)食品研究所長は「研究はまだ初歩段階だが、食糧資源の確保のため必要な課題であり、より多様な観点から研究開発を進めていく」と話している。(ソウル=加藤宏一)