腫瘍リスクのあるiPSを効率的に除去 慶大

2016/4/1 2:00
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慶応義塾大学の福田恵一教授らは、iPS細胞から作った心筋細胞の中から腫瘍になる恐れのあるiPS細胞を除去する新たな方法を開発した。アミノ酸の一種を入れずに培養すると、従来の半分以下の時間で1000分の1以下に減った。2018年にも心臓病の再生医療を目的とした臨床研究で応用したい考えだ。

iPS細胞は様々な細胞に育つが、iPS細胞が残ったまま移植すると腫瘍になるリスクが指摘されている。

これまでも乳酸を加えるなどして不要なiPS細胞を取り除く試みはあった。除去率にばらつきがあり、10日程度の時間がかかった。新技術は培養液からさらにアミノ酸の一種を減らすと、3~4日程度でほとんどのiPS細胞が無くなった。

研究チームはiPS細胞から作った心筋細胞を心臓に注射で移植し、虚血性心疾患を治療する臨床研究を18年にも始める見通しだ。

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