2018年11月17日(土)

悲しみと怒り、当時のまま 地下鉄サリン21年

2016/3/21 1:38
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13人が死亡、6千人以上が負傷した地下鉄サリン事件から21年を迎えた20日、現場の一つ、東京メトロ霞ケ関駅(東京・千代田)で慰霊式が行われ、遺族や職員が冥福を祈った。同駅の助役だった夫の高橋一正さん(当時50)を亡くしたシズヱさん(69)も献花し、「悲しみや怒りは当時のまま」と話した。

事件発生とほぼ同時刻の午前8時、駅事務室で職員21人が起立して黙とうした。太田光昭駅務管区長(54)は「尊い命を守った先輩の行動を受け継ぎ、引き続き警戒にあたっていく」と決意を述べた。

シズヱさんは午前10時ごろ事務室内に設けられた献花台に花を手向けた。その後、記者団に「ここに来ると(事件が)昨日のことのようだ」と語り、「若い人が(オウム真理教の後継団体に)入信しているのを見ると不安になる。事件を知らない若い人が多くなってきているが、裁判も終わっておらず事件はまだ続いている」と訴えた。

安倍晋三首相や石井啓一国土交通相もこの日午前、霞ケ関駅に献花に訪れた。霞ケ関駅や小伝馬町駅、築地駅など6駅に献花台が設置された。

事件は1995年3月20日に発生。オウム真理教の幹部らが東京都内の営団地下鉄(現東京メトロ)千代田線、丸ノ内線、日比谷線の計5編成の車両内に猛毒の神経ガス、サリンを散布。乗客や駅職員ら13人が死亡、6千人以上が負傷した。

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