2019年4月20日(土)

MRJ組み立て工場 一般向け見学コースも

2016/3/11 7:00
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三菱航空機(愛知県豊山町)が開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」の最終組み立て工場(同町)が10日、報道陣に公開された。新工場は限られたスペースを有効活用するため動線や設備配置に工夫を重ね、製造現場を間近に見られる一般向けの見学コースも整備した。秋にも稼働する見通しで、中部地方に集積する航空機産業の中核拠点となりそうだ。

工場は延べ床面積約4万4千平方メートルで、最大12機を収容できる。三菱重工業の飛島工場(愛知県飛島村)や松阪工場(三重県松阪市)など、各地の生産拠点でつくられた胴体や主翼、尾翼などを集めて、完成機に仕上げる役目を担う。

工場は主翼と胴体を結合させる「構造ライン」と、座席やエンジンを取り付ける「艤装(ぎそう)ライン」の2ラインからなり、艤装ラインでは機体を少しずつ前進させながら組み立てる「ムービングライン」の方式を導入する。

米ボーイングなど海外メーカーの生産ラインは機体が一直線に並ぶ形が多いが、新工場は限られたスペースを最大限に活用するため、Uターンして組み立てる方式を採用。三菱重工業MRJ事業部の立岡寛之工作部長は「限られた生産エリアでいかに効率よく生産するかに重点を置き、動線や設備の位置を決めた」と話す。

一般の人にMRJの量産現場を間近に体験してもらえるよう、見学施設も整備した。2階部分に製造の様子をガラス越しに見られる見学コースを設けたほか、5階部分は常設の展示場として客室の実物大模型などを置く。2017年から一般公開する予定といい、立岡氏は「地域の人たちに愛され、航空機に興味を持ってもらえるよう、開かれた工場を目指していく」と話している。

(久永純也)

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