首都高の橋桁を銀幕に 「ミズベリング」が実験、川辺の活性化
水辺の活性化を目的に建築や金融の専門家らが設立した団体「ミズベリング・プロジェクト」は24日、歩行者用道路の大手町川端緑道(東京・千代田)でライトアップの実証実験をした。首都高速道路の橋脚や橋桁の底部をスクリーンに見立て、映像を映し出した。2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、川沿いを新たな観光資源としてアピールしたい考えだ。
緑道に設置した複数の映写機から「日本の四季」をイメージしたというカラフルな映像で日本橋川を照らした。緑道を管理する一般社団法人「大手町歩専道マネジメント」も運河や川の周辺の活性化をめざし、実験に協力した。将来はカフェなどの誘致につなげる構想だ。
3月3日に渋谷区でフォーラムを開き、実験結果を発表する。ミズベリング・プロジェクトは14年に発足し、川沿いでイベントを開いてきた。
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