北信越5タウン誌が連携 北陸新幹線1周年で季刊誌

2016/2/19 10:15
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長野、新潟、富山、石川、福井の北信越5県でタウン誌を発行する出版社5社が連携し、広域情報の発信に乗り出す。旅行やイベント、グルメなど、それぞれの地元の情報を集めて共同で編集し、北陸新幹線の沿線地域の魅力を幅広く伝える季刊情報誌を創刊する。北陸新幹線の開業1周年に合わせ、3月下旬に発売する予定だ。

参加するのは「月刊KURA」を発行するまちなみカントリープレス(長野市)、「月刊にいがた」のジョイフルタウン(新潟市)、「月刊TJとやま」のシー・エー・ピー(富山市)、「月刊Favo」のストアインク(石川県小松市)、「月刊URALA」のウララコミュニケーションズ(福井市)の5社。5誌の発行部数は合計で58万部になる。

新たに発行するのは情報誌「Rural(ルーラル)」。英語で「地方の」「田舎の」を意味する。都会にはない地域の魅力の発信が狙いだ。各地域のグルメやイベント、宿泊施設などの情報を掲載する。タウン誌が広域で情報誌を共同発行するのは全国でも初めての試みになるという。

創刊号は「5県の花とスイーツ」や、NHKの大河ドラマ「真田丸」にちなんだ特集などを予定している。A4判・約150ページで、価格は500円(税込み)。3の倍数月に季刊誌として定期的に発行する。各県のコンビニエンスストアや書店などで販売し、創刊号は8万部を売り出す。

北陸新幹線の開業で長野―金沢間は1時間余りで結ばれるようになり、情報や人の流れも劇的に増加した。「今後、ますます人・モノ・情報の交流が活発になる」(まちなみカントリープレス)として、広域情報誌の創刊を決めた。

各地のタウン誌が加盟するタウン情報全国ネットワーク(東京・千代田)によると、全国のタウン誌の発行部数はほぼ横ばいで推移している。

地方での人口減が進み、発行部数が頭打ちになる中で、タウン誌同士が連携して読者を増やそうという試みが増えつつある。九州地方の6県でも広域情報誌を創刊する動きがあるという。

今回の北信越5県の連携はこうした取り組みの先行事例になりそうだ。

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