関西大手私鉄4社、全て増益 4~12月

2016/2/10 10:21
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関西私鉄大手の2015年4~12月期連結決算が9日出そろった。近鉄グループホールディングスなど4社すべてで純利益が前年同期を上回った。訪日客の増加に加え、秋の行楽シーズンが好天に恵まれ、国内外の観光客で旅客輸送が伸びた。傘下のホテルも客室単価が上昇し、利益を押し上げた。

好決算をけん引したのが鉄道とホテルの2部門だ。旅客輸送は各社とも2~3%伸びたが、なかでも行楽や訪日客といった定期券客以外で3~7%増と高い伸びを示した。中国経済の減速で訪日客数の鈍化が懸念されたが、関西国際空港と結ぶ南海電気鉄道の空港線は27%増と好調を維持した。

ホテルも好調で、阪急阪神第一ホテルグループを持つ阪急阪神ホールディングスは、ホテル部門の営業利益が38億円と3倍強となった。ホテル京阪を抱える京阪電気鉄道は同5割増の50億円と、全体の利益改善に貢献した。訪日客の増加で高稼働率を維持する一方、空室不足で客室単価も上がり、利益率が高まった。

16年3月期通期の業績見通しは、阪急阪神HDは上方修正したが近鉄グループHDなど他の3社は据え置いた。すでに3社とも4~12月期の純利益が通期予想を上回っているが「中国経済の減速の影響などを見極めたい」(南海電鉄)という。

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