和牛子牛、7割高でも農家離脱 「補助金頼み」に副作用
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和牛子牛の取引価格が大幅に上昇している。全国の取引価格は3年で7割高。1頭で200万円近い値がついた市場もある。買った子牛を約2年かけて育てる肥育農家は将来の牛肉価格が上昇しないと元を取れない。確実に利益を上げられるかは不確かで赤字が広がる可能性もある。和牛高騰は日本の畜産農家が直面する危機の鏡でもある。
「補助金に頼るような経営をしたら大変なことになる」。ドリームファーム(茨城県常総市)でブラ...
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