2019年6月16日(日)

サイアム社長、ベトナム事業共同出資相手「6カ月以内に決断」

2016/1/29 23:42
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■サイアム・セメント・グループ(タイの素材大手) ルーンロート・ランシヨパット社長兼最高経営責任者はカタール石油が撤退したベトナムの石油化学事業の新たな共同出資相手について「6カ月以内に決断する」と語った。

昨年後半、カタール石油が原油安を受けベトナムのロンソンで計画している45億ドル(約5340億円)の石油化学コンビナート事業から撤退。サイアム・セメント・グループ(SCG)はベトナムの国営ペトロベトナムとビナケムとの合弁事業の株式46%を保有しており、新たなパートナーが必要だ。

1月1日付で同職に就いたルーンロート氏は8年の任期は前途多難だ。タイの経済回復の遅れも同社の中核であるセメント事業に重くのしかかり続けている。

だが、同氏は2015年に前年比10%減だった売上高について、16年には5~10%の成長を達成できると自信を見せる。

明るい材料は東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国で事業の拡大が期待されることだ。新工場の開設で今年の域内の生産拠点の売上高は20%増加する見込みで、15年の6%増に比べると大きな改善だ。

インドネシアのセメント工場は昨年後半に商業運転を開始。その数カ月前にはミャンマーでも年間生産能力180万トンの工場を開設した。17年にはラオスでも別の工場を開設する。

ルーンロート氏は27日、記者団に対して「SCGが既に注力しているASEAN加盟国が世界で最も急速に経済成長を遂げていることは明らかだ」と話した。

同氏はまた、ベトナムのセラミックタイル製造会社、プライム・グループを21億9000万バーツ(約72億4000万円)で完全子会社化する予定であることを明らかにした。SCGは既に同社の株式の85%を保有している。

(バンコク=小野由香子)

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