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五輪会場落札で整備前進 3施設、大林・竹中・大成に

2020年五輪に向けた東京都の競技場整備が本格的に動き出す。第1弾で入札にかけた水泳、バレーボール、ボート・カヌーの3会場の落札業者が14日、決まった。各業者が今後、実施設計と工事を一体で進める。懸念されていた入札不調は回避。都の担当者は「本当に良かった」と安堵の表情を浮かべた。

水泳会場のオリンピックアクアティクスセンター(江東区)は大林組などのグループが税込み469億円で落札した。名乗りを上げた3グループのうち入札金額が最も安く、都が設定していた予定価格を69億円下回った。国際公認の基準を満たしたプールの施工実績なども高い評価を受けた。

バレー会場の有明アリーナ(同)は2グループが入札し、竹中工務店などの陣営が約360億円で落札した。入札額は対抗の鹿島などの陣営より高かったが、屋根の工程管理など技術提案が満点の評価だった。ボート・カヌーの海の森水上競技場は大成建設を中心とする1グループだけが入札し、248億円で落札した。

3施設は2月に開会する都議会での議決を受けてから、正式に各業者と契約を結ぶ。いずれも今回固まった本体の工費のほかに、工事期間中のセキュリティー対応や大会後の改修工事などで別途費用がかかる。すべて合算した総事業費はアクアティクスセンターが683億円、有明アリーナが404億円、海の森が491億円と見込む。

都立の五輪競技場は、近代五種などに使う武蔵野の森総合スポーツ施設が既に着工しており、16年度に完成する予定。同施設はもともと五輪の開催決定前から計画していた。今回の3会場が五輪向けの新施設としては第1弾となる。都の担当者は「事業者と協力してしっかりやっていきたい」と話している。

アーチェリーなど都立の残り4会場は16年度に実施設計、17年度に着工するスケジュール。全施設とも19年度までに完成し、20年夏の本大会を迎える。

五輪準備では、国が新国立競技場で一度決まった設計案を白紙撤回するなど迷走した。こうした経緯を踏まえ、都は自前の施設については個別に担当の副知事を決めたほか、有識者を集めた諮問会議を設置するなど管理体制を強化している。

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