尼崎脱線の現場マンション、一部保存工事始まる

2016/1/7 13:39
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兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客ら107人が死亡したJR福知山線脱線事故で、JR西日本は7日、現場マンションを一部保存し、慰霊碑を建立する工事を始めた。18年の夏ごろまでに完了する予定。

JR西は9階建ての4階部分までを階段状に残す部分保存計画を15年3月に決定しているが、「全部保存」を求める遺族もおり、マンションの前では事故で長女を亡くした藤崎光子さん(76)らが横断幕を掲げて抗議した。

午前11時15分ごろ、ヘルメットを着けた作業員5人が敷地に入った。電車が衝突した建物北側の1階駐車場付近に集まり、傷が残る壁の測量などの作業を始めた。

計画によると、仮囲いをして3月までに建物周辺に防音パネルを設置。17年秋ごろまでかけて上の階を削るなどの建物工事をした後、保存部分全体を覆うアーチ状の屋根も据え付ける。並行して周辺の整備工事も行い、18年夏ごろ、献花台や慰霊碑の設置を完了する。

マンション隣には、事故の詳細な内容や当時の状況をパネル展示する「管理棟」を設置し、管理人や警備員が常駐する。〔共同〕

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