凍土壁に新たな課題 福島第1の汚染水対策、今春正念場
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東京電力福島第1原子力発電所の汚染水対策に新たな課題が浮上している。東電は汚染水の増加に歯止めをかける方策として「凍土壁」を整備する考えだが、原子力規制委員会が安全性の判断に慎重な姿勢を示しており、目標とする3月の完成に不透明感が漂い始めた。未曽有の事故から5年目の今春、汚染水対策は正念場を迎える。
「原発の海側にある井戸からの地下水のくみ上げにより、1日約400トンの高濃度汚染水が発生している...
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