NHK子会社2社員、架空発注で2億円着服か 刑事告訴も検討

2015/12/18 1:37
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NHKの子会社「NHKアイテック」(東京・渋谷)は17日、40代の男性社員2人が放送関連施設の工事や業務を架空発注し、約2億円を不正に受け取っていた疑いがあると発表した。東京国税局の税務調査で不正行為が分かった。同社はNHKと共同で調査しており、刑事告訴も検討している。

NHKアイテックによると、2人は共謀して2009年から今年にかけて、地上デジタル化に伴う施設の撤去や改修工事の調査などを実体のないペーパー会社に発注。既に完成していた工事に追加発注する手口などで不正を繰り返していた。

NHKアイテックからこの会社への発注は500件程度(約4億円分)。中にはペーパー会社から下請けに出されて実際に工事が行われた例もあり、NHKアイテックは約2億円分が架空発注だったとみている。

2人は本社と千葉事業所に所属し、発注業務を担当。以前は本社の同じ職場に勤務し先輩・後輩の関係だったという。

ペーパー会社は本社の社員が2009年10月に設立。役員として1億円程度の報酬を受け取っていたとみられる。事業所の社員もペーパー会社に支出した外注費を着服していたもようだ。

NHKアイテックは放送・通信施設の整備や保守を手がける子会社。同社は「社員の不正行為が明らかになったのは極めて遺憾。厳正に対処する」としている。

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