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北海道新幹線ダイヤ決定 最速下り「函館観光に期待」

2016年3月に開業する北海道新幹線の運行ダイヤが16日、明らかになった。新函館北斗―東京間を4時間2分で結ぶ最速列車は上りが午後5時台に1日1本、下りは午前8~9時台に同2本運行する。運行主体の北海道旅客鉄道(JR北海道)が18日午後に正式発表する。詳細ダイヤ決定を受け、旅行会社や宿泊施設の観光客争奪戦がいよいよ本格化する。

東北新幹線と直通運転する「はやぶさ」の最速列車は下りが午前8時20分と9時36分に東京駅を出て、それぞれ午後0時22分と1時38分に新函館北斗駅に着く。上りは午後5時21分に新函館北斗駅を出発、9時23分に東京駅に到着する。途中の停車駅は新青森、盛岡、仙台、大宮。地元の要望が強かった宇都宮には停車しない。停車駅が多い列車を含め平均所要時間は4時間19分。

最速列車で道南から新青森まで約1時間、仙台まで約2時間半と、東北との移動時間の短縮効果が大きい。仙台を午前10時前に出る下り列車に乗れば昼前後に新函館北斗駅に着く。函館商工会議所の松本栄一会頭は「仙台からの乗客の利便性が高いダイヤで誘客に期待が持てる」と評価した。

一方、途中駅の木古内も8往復16本停車する。木古内町のまちづくり新幹線課の福田伸一課長は「降り立つ観光客が増えそうで一安心」と話す。

観光業界からも期待が高まる。函館湯の川温泉旅館協同組合の金道太朗理事長は「最速列車が昼すぎに到着するので、観光客には使いやすい」と話す。学校スポーツの合宿などを多く手掛けるオールイントラベル(函館市)は「函館アリーナを組み込んだプランを提案すれば東北からの客が増えるのでは」(同社の林真彦社長)と意気込む。

JTB北海道は「ダイヤと運賃が決定したのであとは乗車率をどう高めるかが焦点となる」と話す。JR北海道は将来、新函館北斗―東京を航空機より利便性が高い3時間台で運行することを視野に入れる。だが、航空会社の見方は冷静だ。

日本航空は現時点では函館―羽田線で運賃引き下げや機材小型化などの対策を採る計画はないという。到着までの所要時間が新幹線の半分以下であることや、函館空港が同市中心部からアクセスが良いことなどから「新幹線開業後も、ビジネス客を中心に航空を利用する人は多い」とみる。AIRDOも同路線のダイヤや運賃を大幅に変える方針はないとした。

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