酪農家自殺、東電と和解 原発事故巡り数千万円支払い

2015/12/1 13:51
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東京電力福島第1原子力発電所事故で将来を悲観して自殺した福島県相馬市の酪農家、菅野重清さん(当時54)の妻のバネッサ・アボルドさん(37)ら遺族が、東電に約1億2800万円の損害賠償を求めた訴訟は1日、東京地裁(中吉徹郎裁判長)で和解が成立した。

弁護団によると、東電が遺族に和解金を支払うとの内容。詳しい額は開示しないことになっているが、数千万円とみられる。

訴状によると、菅野さんは乳牛約40頭を飼育していたが、事故で原乳が出荷停止になり、大半を手放した。2011年6月に牧場の小屋で自殺し、壁に「原発さえなければ」「仕事をする気力をなくしました」と書き残していた。

東電は訴訟について「菅野さんが亡くなられたことについて心よりご冥福をお祈りします」とコメントした。〔共同〕

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