関空を「稼ぐ空港」に オリックス連合に運営権決定

2015/11/11 0:51
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オリックスと仏空港運営大手バンシ・エアポートの企業連合が2016年4月から関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港を運営することが10日、正式に決まった。着陸料の割引制度や施設拡充のための設備投資水準の6割引き上げなどで空港の機能を拡充。関空をより多くの人と路線が集まる「稼ぐ空港」にする。国内最大のPFI(民間資金を活用した社会資本整備)が決着した。

新関西国際空港会社が10日、オリックス連合を優先交渉権者とすることで国土交通相の承認を得て、運営権を売却すると発表した。契約期間は59年度までの44年間、期間中に支払う運営権の対価は総額約2兆2000億円となる。

オリックス連合が年内に設立する空港運営の専門会社にはオリックスとバンシがそれぞれ4割出資し、残りは関西電力や阪急阪神ホールディングスなど関西企業中心に30社が負担する。社長はオリックスから出す。

国の全額出資会社の新関空会社は運営権を移管した後も滑走路やターミナルビルなど空港施設を保有。運営権売却で得る資金は関空の建設費などで抱える約1兆1230億円(3月末時点)の負債の返済などに充てる。

記者会見した新関空会社の安藤圭一社長は「オリックスとバンシは空港や商業施設の運営で豊富な経験を持っており、その経験や知見の活用が期待できる」と述べた。

関空、伊丹と同様に運営権の売却作業を進めていた仙台空港の運営権者は東京急行電鉄と前田建設工業などの企業連合に決定している。

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