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国慶節商戦、高まる期待(熱風インバウンド)
関西小売り スマホで「ご案内」/銀聯対応を増

2015/10/1 20:34
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 中華圏の大型連休である国慶節が1日に始まる。7日までの期間中、中国人をはじめ関西地方を訪れる訪日外国人が増えると見込まれ、店内アナウンスを翻訳するサービスを始める百貨店が登場するなど、小売り各社が対応を進めている。関西は訪日外国人が全国の中でも多く商戦は活況だが、国慶節効果で10月も好調を維持できそうだ。

高島屋京都店は館内放送を外国語でも読めるサービスを開始(30日)
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高島屋京都店は館内放送を外国語でも読めるサービスを開始(30日)

 高島屋京都店(京都市)は館内の日本語放送を文字情報に変換し、スマートフォン(スマホ)に表示するサービスを30日に始めた。ヤマハが開発したスマホアプリ「おもてなしガイド」を通じ、館内放送を英語や中国語、韓国語に変換する。

 京都店の今年3~8月期の免税売上高は、前年同期の4.4倍に急増し、高島屋の大型店の中で最も伸び率が高かった。国慶節中は免税カウンターが混み合う夕方以降に中国語を話せる担当者を増やしたり、伏見稲荷大社や祇園など周辺の有名観光地を回るスタンプラリーを催すなどし、10月の免税売上高は前年同月比4割増を目指す。

黒潮市場には、マグロの解体ショーを目当てに訪日客が押し寄せる(30日、和歌山市)
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黒潮市場には、マグロの解体ショーを目当てに訪日客が押し寄せる(30日、和歌山市)

 大阪市内ではあべのハルカス近鉄本店が外国語に対応可能な案内係を通常の約2倍に増やすほか、中国人に人気が高いサンゴや国内化粧品などの特別販売会を催す。阪急うめだ本店や高島屋大阪店なども免税カウンターを広げた。

 「爆買い」など訪日外国人の消費は関西景気を下支えしており、8月の近畿地方(福井県含む)の百貨店売上高は前年同月比3.4%増だった。訪日客消費は9月以降も「高額品や婦人雑貨などを中心に好調」(高島屋大阪店)が続いており、小売り各社の国慶節消費への期待は高い。

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 ドラッグストアのキリン堂ホールディングスは免税対応をしている店舗で、ハンドクリームなどの化粧品や携帯用カイロなど、訪日外国人に人気の商品の在庫を増やした。日用品卸のPALTACによると、大阪・心斎橋の小売店などを中心に在庫を積み増す動きが出ている。総合スーパーの平和堂は銀聯カードで買い物ができる店舗を、これまでの5店舗から10月末までに約35店舗に増やすことにした。

 観光関連では、タクシー大手のMKグループが1日から京阪神地区で中韓からの旅行者向けに、通訳がハイヤーの助手席に同乗して通訳や観光案内をするサービスを始める。電話やメールで予約を受け付ける。外国人にも人気が高い京都の「保津川下り」は、運航本数を閑散期の約2.5倍の最大約100便運航できる体制を整えた。

 関西国際空港で格安航空会社(LCC)が路線を拡充しており、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)やマグロの解体ショーが人気の和歌山の黒潮市場などの観光地を目指して、アジア圏から関西への訪日外国人は増加している。

 国慶節期間中、帝国ホテル大阪では中国人客の予約は個人旅行が前年比5.8倍、団体旅行が2.4倍と急増。ホテル阪急インターナショナルは国慶節期間の予約の約3割を中国人客が占める。平均客室単価は4割ほど上昇する見通しだ。

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