函館駅の商業エリア一新 北海道キヨスク、新幹線開業に備え
北海道キヨスク(札幌市)は7日、2016年3月の北海道新幹線開業に向け、JR函館駅構内の商業エリアのリニューアルに着手したと発表した。1階を物販中心の専門店ゾーン、2階を飲食店ゾーンとする。地元産品を扱う菓子・飲食店などが出店・協力し、同駅限定商品も売り出す。
専門店ゾーン(約560平方メートル)はコンビニエンスストア、土産物店のほか、弁当販売の2店、スイーツ系5店で構成する。函館の人気洋菓子店「スナッフルス」のコーナーや、地元の老舗ベーカリー「キングべーク」がプロデュースするチョコレート専門店を配置、製造実演コーナーも併設する。
2階の飲食ゾーン(約360平方メートル)には地元人気店のプロデュースによるラーメン店や海鮮中心のレストランなど3店がテナントとして入る。新幹線が開業する16年3月までに順次開店する。
このほか、同社は七飯町のJR大中山駅の隣接地に弁当工場の新設工事を進めている。生産能力を函館駅敷地内の現工場の1.5倍の1日3千食に増強する計画。