小田急とJRの2つの海老名駅間を再開発 600億円投資

2015/8/29付
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小田急電鉄は28日、神奈川県海老名市の小田急線海老名駅とJR相模線海老名駅の駅間地区に総額約600億円を投じ、再開発すると発表した。マンションやオフィスビル、商業施設などを建設する。2016年度に着工し、25年度に完成する予定だ。海老名駅を小田急線の中核駅の一つと位置付け、駅周辺のにぎわい創出と鉄道利用者の拡大につなげる。

再開発地区は小田急が所有する敷地面積約3万5000平方メートルの土地で、(1)商業・オフィス(2)居住(3)サービス――の3エリアに分けて再開発する。両駅間は自由通路(約200メートル)で結び、「動く歩道」を設ける。

商業・オフィスエリアには商業施設2棟とオフィスビル2棟を建設する。16年度に着工する商業施設には飲食店や雑貨店などが入居する予定だ。オフィスビルは19年度に着工。大規模災害時の電源確保など企業の事業継続計画(BCP)に配慮した設備を導入し、収容人員は1400人程度を見込んでいる。

居住エリアには31階建ての分譲マンション3棟と、9階建てのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)1棟を整備。マンションは17年度から順次着工し、1棟目は19年度中に引き渡しを完了する計画だ。他地域から移住する高齢者らも想定し、1LDK程度の物件も用意する。

18年度に着工するサービスエリアにはホテルやフィットネスクラブなどが入る。

海老名駅周辺には東口に小田急が運営する大型商業施設「ビナウォーク」があるほか、西口には大規模商業施設「ららぽーと海老名」が10月に開業する予定だ。再開発地区では分譲マンションとオフィス入居者を合わせて約3600人の人口増を見込んでおり、同駅周辺ではにぎわいが一段と増しそうだ。

小田急の山木利満社長は28日の記者会見で「海老名はさらなる成長が見込まれるエリア。かなりの乗降人員の増加が期待できる」と強調。海老名市の内野優市長は「駅間地区の再開発は市の念願だった。東西一体の街づくりが完成する」と述べた。

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