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核融合研で火災、2人死傷 放射性物質漏洩なし

4日午後3時10分ごろ、岐阜県土岐市下石町の自然科学研究機構核融合科学研究所の実験棟で火災があり、溶接作業をしていた愛知県岡崎市の溶接業、栄田安雄さん(61)が死亡した。また同県大府市の男性作業員(32)が首に軽いやけどを負った。約1時間10分後に鎮火し、放射性物質の漏洩はない。

多治見署や地元消防によると、栄田さんは出火後、連絡が取れなくなり、消防署員が実験棟内で倒れているのを見つけた。研究所によると、煙が充満していたといい、視界が悪く逃げ遅れた可能性がある。排煙用の窓はあるが、閉まっていた。多治見署が詳しく調べている。

火が出たのは実験棟内に設置されている実験用液化ヘリウムの冷却装置。多治見署によると、栄田さんら4人が午前8時半ごろから、装置の配管を溶接していた。作業中に飛び散った火花が、配管に巻き付けていた断熱材に燃え移ったとみられる。

核融合科学研究所は核融合発電の実用化を目指し、大型ヘリカル装置(LHD)と呼ばれる装置で実用化に必要な超高温プラズマを作る実験をしている。出火したのはLHDがある部屋の隣で、LHDはメンテナンス中で稼働しておらず、影響はなかったという。〔共同〕

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