2019年1月24日(木)

油井さん、ISS到着 「地球すごくきれい」

2015/7/24付
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【バイコヌール(カザフスタン)=共同】「地球がすごくきれいで言葉がないぐらい。みんなに見せてあげたい」。国際宇宙ステーション(ISS)に23日到着した油井亀美也さん(45)が、5カ月間の長期滞在を開始した。日本実験棟「きぼう」での科学実験や、無人補給機こうのとり5号機のドッキングなど多様な任務が待ち受ける。

ステーションに到着した油井さんら3人は、滞在中の3飛行士と合流し、計6人で家族との交信イベントに参加した。油井さんは「重力がないのがまだ結構戸惑っている」「慣れるまで時間がかかるかな」と初飛行の実感をにじませた。

油井さんの滞在では、日本人研究者の実験だけで25種類が計画され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が「5分単位で予定が組まれている」というほど多忙になる。

中でも注目を集めているのが、宇宙の謎の存在である暗黒物質を探索する観測装置「CALET」の設置だ。きぼうの外側で宇宙空間を観測、暗黒物質のシグナルを捉えればノーベル賞級の成果とされる。

新薬開発に役立てるためにタンパク質の結晶を生成、マウスを生きたまま飼育する装置も設置する。いずれも無重力ならではの実験だ。

きぼうのエアロックからは、千葉工業大が開発した流星観測用の超小型衛星を放出。超小型衛星は今後、産業界の利用も想定され、世界中で放出の順番待ちをしているという。

8月には、こうのとり5号機をロボットアームでつかまえる。地上の交信担当は若田光一さんが務め、日本人同士の連携でドッキングするのは初めて。油井さんは交信イベントでも「責任重大だ」と気を引き締めていた。

油井さんの帰還は12月22日の予定。

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