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国産バター、増産小幅 生乳量が前回予測下回る

国産バターの増産幅は、従来見通しより小幅にとどまりそうだ。全国の酪農や乳業団体で構成するJミルク(東京・中央)が23日、乳製品の需給見通しを発表した。バター生産は2015年度に前年度比2.7%増の6万3300トンと、5月の前回見通しより1500トンの下方修正となった。

国内バター生産の8割を占める北海道では、乳牛の頭数減少によって原料の生乳生産が前回見通しより1万6千トン減の386万1千トンとなる見込み。消費が堅調な牛乳も生乳をつかうため、バター生産には逆風となる。すでに乳業会社とホクレン農業協同組合連合会(北海道)は生クリーム生産を抑制してバターを増産する方針だが、生乳が減る影響は受ける。

バターは政府が1万トンの緊急輸入を決め、15年度末の国内在庫は国産と海外産を合わせて前年度末を1400トン上回る1万9200トンになる見込み。ただ、国家貿易による輸入バターは、国産に比べて高値で民間に売り渡すことが入札で既に決まっている。国産が少なければ、高い外国産とあいまって国内バター相場は高止まりしそうだ。

一方で、バターの流通在庫の滞留を指摘する声もある。高騰した相場に乗じ、「ブローカーがバター在庫を隠し持っているのでは」(商社)と疑心暗鬼になる声が出ている。流通在庫が大量にあれば需給が緩む可能性もあるが、政府も業界団体も把握できていない。

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