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サイゼリヤ、客足伸び純利益2.5倍 9~5月期

サイゼリヤが14日発表した2014年9月~15年5月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.5倍の30億円だった。競合の外食チェーンで値上げが相次ぐ中、低価格のメニューを維持したことで客足が伸び、既存店売上高が増えた。中国などアジア店舗の収益も順調に拡大し、5年ぶりに増益を確保した。

売上高は11%増の1020億円だった。国内の客数増加がけん引し、既存店売上高は1%増えた。昨年4月の消費増税後もほぼ全商品で税込み価格を据え置き、競合チェーンに対して相対的な割安感が強まった効果が出た。

営業利益は44%増の50億円だった。無理な出店を控えて開店費用や設備費を圧縮したのに加え、食材加工工場での歩留まり改善や店舗の省エネを進めた。エビやチキンなどの食材費や労務費が上昇傾向にあるものの、コスト削減と増収効果で吸収した。

中国などで展開するアジア事業の好調も収益を押し上げた。9~5月期のアジアの売上高は4割増の210億円、営業利益は8割弱増えて18億円となった。中国などで41店を新たに増やし、5月末の海外店舗数は270店を超えた。

15年8月期通期の連結業績見通しは売上高が前期比9%増の1368億円、純利益が2.8倍の34億円とする従来予想を据え置いた。記者会見した堀埜一成社長は「食材費上昇や人手不足など逆風は強まっているが、低価格メニューへの需要は安定しており、業態の軸は崩さない」と話した。

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