アマゾン系が9月めど福岡支社 クラウド使い事業支援
米アマゾンの関連会社でクラウドサービスを手掛けるアマゾンデータサービスジャパン(東京・目黒)は今年9月をめどに福岡市に支社を開設する。同サービスを使ったビジネス支援を拡充する。同社の拠点は東京、大阪に続いて3カ所目。14日、福岡市が発表した。
クラウドサービスは顧客がネット経由でソフトウエアやデータベースなどを利用できる。同社は主に企業向けに米アマゾンによるクラウドサービス「アマゾンウェブサービス(AWS)」の導入支援を展開している。現在でも福岡の企業は同サービスを利用できるが、導入にあたっての技術情報提供などが不十分だったという。
福岡市が進める創業支援などにより「起業の事例が増えており、クラウドサービス需要の成長も期待できる」(アマゾンデータサービスジャパン)とみて、支社開設を決めた。雇用者数などは未定。福岡市の高島宗一郎市長は6月の米国出張で米アマゾン本社の幹部と面会し、支社開設を働きかけていた。
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