KFC、インドで細菌チキン騒動
■ケンタッキー・フライド・チキン(KFC、米ファストフードチェーン) インドで同社のフライドチキンが細菌に汚染されていたとの訴えを受けた。インドのKFCは、「事実無根」と主張、火消しに追われている。
南部テランガナ州の食品検査機関が、KFCのフライドチキンから大腸菌やサルモネラ菌などを検出したとされる。検体のフライドチキンは、同州の州都ハイデラバードで子どもの権利保護のために活動する非政府組織(NGO)が食品検査機関に送ったという。
インドのKFCは、事実無根であり、ブランドを傷つけようとするものだとしている。「当社はこの件について、いかなる当局からも通達、通告を受けていない」と、KFCの広報担当者は声明の中で述べた。
一方、NGOのバララ・ハクラ・サンガムはすでに司法機関に提訴、テランガナ州の首相に、KFCの店舗を営業停止とするほか必要な措置を取るよう求めている。(ニューデリー=キラン・シャルマ)