2019年9月19日(木)

新出生前診断1万人受診 検査後中絶、2年で221人

2015/6/27付
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妊婦の血液で胎児のダウン症などの染色体異常を調べる新出生前診断を実施している病院グループは26日、検査開始後2年間の実績を公表、2年目の2014年度に1万60人が受診したことが分かった。1年目の7740人から大幅に増えた。検査で異常が確定するなどして中絶したのは2年間で221人だった。

おなかに針を刺して子宮内の羊水を採取する羊水検査も13年に約2万600件と過去最多になったのが25日に明らかになった。胎児の遺伝疾患を調べる検査が広がる傾向が浮き彫りになった。

グループは13年4月の導入以来2年間の実績を集計。1万7800人が受診し、295人が陽性と判定された。確定診断の羊水検査に進んだ253人のうち、230人の異常が確定した。確定診断で異常なしとされた人も23人おり、誤って陽性と判定される「偽陽性」が9%となった。

陽性判定を受けた295人のうち、中絶したのは221人、妊娠を継続した人が4人、胎児が死亡してしまったのが41人などだった。確定診断を受ける前に中絶した人も数人いた。

集計はグループに参加する46の医療機関で使っている米シーケノム社の検査の実績。このほか、別会社の検査を受けた人が86人いる。

新出生前診断は、遺伝情報の解析技術の進展により海外で開発され、妊婦の対象者や施設を限定する臨床研究として13年4月に国内導入された。〔共同〕

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