2018年7月22日(日)

株取引ゲームが中国席巻

2015/6/8付
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 ■トレードヒーロー(シンガポールのソフト会社) 社名と同名の株取引ゲームアプリが株式投資を目指す中国の若者にブームだ。中国では昨年11月に始まったばかりだが、全ユーザー400万人の7割を中国が占める人気ぶりだ。

 トレードヒーローは、シンガポールの起業家ディネシュ・バティア氏が2012年にアプリと同名の会社を設立し、翌年にアプリの提供が始まった。ユーザーはスマートフォンにアプリをダウンロードし、世界28カ所の市場で仮想通貨を使って株式取引をする。中国のほか、タイ、インド、インドネシアなど多くの国で人気アプリとなっている。

 同種のアプリとの大きな違いは、「フォロー(模倣)」と呼ぶ機能にある。投資収益率などの指標でトップランクのユーザーは「ヒーロー」として扱われ、他のユーザーは彼らの投資内容を見て「フォロー」ができる。つまり、仮想市場でも現実の市場でも、彼らの投資手法をまねることができるのだ。

 現在のところ、このフォロー機能は大部分が無料で利用できるが、いずれは月額2ドル(約250円)か3ドルほどの課金をする計画だ。収益は「ヒーロー」たちとトレードヒーロー社の間で分配される。

 このアプリにはクイズなどのゲーム機能のほか、ユーザー同士が株式売買について語り合えるソーシャルネットワーク機能もあり、これも人気の理由となっている。

 トレードヒーロー社は昨年、アメリカのベンチャーキャピタルから1000万ドルの出資を受けたが、さらなる資金調達を目指している。(シンガポール=谷繭子)

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